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恐怖の体験

こんにちは。今日、事件に遭遇してしまいました。

コンサートを済ませた後、家に戻る途中の乗り換え駅で電車を待っていたとき、目の前で、人が地下鉄の線路に飛び降りたのです。
結末から言うとその人は無事だったのですが、私は柱の陰でのんびり電車を待っていたため、はじめはその女性が悪戯か何かでわざと下りたのかと思い、駅員さんに通報しようとアラームを探そうとした矢先、私より見通しのよいところに居た男性が、即座にその人のあとを追って線路に飛び降りました。その瞬間、初めて、電車が来ているのだと気づいたのです。
後はもう何が何だか分からないくらい、ホームの端に駆け付けて、必死に腕を振り回し、大声で注意を喚起し、運転手に合図を送りました。でもまだ電車は迫ってきている。もうダメだと思い、最後の瞬間は悲鳴を上げて背中を向けてしまいました。
結局、電車はギリギリのところで止まって、その女性は、何人かの人に助け上げられ、救急車で病院に連れていかれましたが、怪我一つせず済んだそうです。
で、情けないことに、私はそのあとしばらく、ショックのあまり動転してしまい、なんと、当事者でもないのに、NHSの救急介護の人にケアされてしまいました。大事に至らず、みな無事だったということが、頭ではちゃんと理解できているのですが、身体がアドレナリンの作用で異常な状態に陥ってしまったのです。救急車でしばらく休ませてもらって、ようやく駅に戻って帰りました。
しばらく経ってから気づいたのですが、持っていた重たい鞄のストラップが腕にねじれて絡みついた状態で運転手に必死に手を振っていたせいで、擦れた部分が結構な赤剝け傷と痣になっていました。でもそのときは本当に痛みなど感じませんでした。
電車が止まらなかったら、と思うと、今でも震えてきます。

そういう訳で、私自身は結局たいしたことは出来なかったのですが、今はただ、あの女性が、あの場に居合わせた皆に自分の命が救われたことを、生きていることを、良かったと思えるようになれるよう、願うのみです。


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風呂本佳苗

Author:風呂本佳苗
日本とイギリスを拠点に演奏活動しているピアニスト。ヨーロッパ各国、アメリカ、中国、シンガポール、タイ等にもときどき出没。英国王立音楽院を卒業、同演奏専攻科修了、およびロンドン大学音楽修士課程修了。夫の某推理小説家と、白柴とゴールデンレトリーバー各一匹と同居。

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